専門学校中央メカニック自動車大学校(旧校名:富士メカニック専門学校)ではほぼ100%の卒業生が自動車関連の企業へ就職。その最前線で活躍するOB・OGたちに仕事の内容や、やりがいについて聞きました。
関東三菱自動車販売(株)相模原店
小室寛明(9期生)富士北陵高校卒業
毎日新しい経験ができる、そんな刺激があります。
私が勤務するのは、富士五湖郡内という広い範囲をエリアにするディーラーです。私は、車検などの点検業務や一般作業、トラブルシュートなどを担当していますが、少人数で広いエリアをカバーするため、様々な業務を他の社員と協力し合って行っています。
入社当初は目の前の作業に精一杯でしたが、今では毎朝、今日一日の作業手順や方法を考え、効率よく作業できるようになりました。1台1台作業内容が異なるので、日々様々な経験ができることにやりがいを感じています。
また、お客様とのコミュニケーションも大切な仕事になりますが、整備の経験を積むことで自動車の知識も増え、分かりやすい整備説明ができるようになりました。今後は社内の上級資格を取得することと、整備技術のスキルアップが目標です。
専門学校中央メカニック自動車大学校(旧校名:富士メカニック専門学校)では、実車に触れる時間が多く、現場ですぐに使える技術を身につけることができました。スピードウェイでの実習もとても良い思い出です。学校で学べたことが今の私に大きなプラスになっています。
ネッツトヨタ静岡株式会社 レクサス沼津店
佐野昂太郎(12期生)富岳館高校卒業
お客様により良いサービスを提供するため、毎日が勉強です。
私はネッツ店、レクサス店、フォルクスワーゲン店、ダイハツ店と4ブランドの店舗を静岡県で展開しているネッツ静岡に勤務しています。その中でも高級車を多く扱っているレクサス沼津店に配属されました。
配属後レクサスセンターでの研修では、整備技術はもちろん接客のためのマナー研修を多く行いました。新入社員でレクサスに配属されることはほとんど無く最初の頃はとても緊張していましたが、先輩たちの親切な指導や充実した新入社員研修、中央メカ在学中にしっかりと基礎を学んだこと全てがとても役立っています。現在は整備士として主に点検や車検整備を行っています。整備作業中の程よい緊張感や自分が整備した車をお客様に引き渡したあとの充実感にとてもやりがいを感じています。
自動車整備士として、お客様により良いサービスを提供するためには、常に新型車や最新技術を学んでいかなければなりません。これからも知識・技術を日々勉強し、成長していきたいと思います。
静岡マツダ(株)御殿場バイパス店
布施香菜(9期生)つくば開成高校卒業
お客様からの「ありがとう」がやりがいです。
私は静岡県内28店舗を持つ静岡マツダで、サービスエンジニアとして仕事をしています。この仕事は幅広く、自動車整備はもちろん、お客様への整備説明や部品販売なども行います。1台の車を担当させていただき、ひとりで整備を終えると小さな自信になり、それが重なって成長できていると感じます。
自分が担当したお客様から「ありがとう」と声をかけられたり、「整備してから調子が良いよ」と言ってもらえるのが一番嬉しい瞬間です。新型車についていち早く勉強できることも、この仕事の醍醐味です。これからデビューする車を見る時はいつもワクワクしますね。
今、学生時代を振り返って良かったと思うのは、チームワークの大切さを自然に学べていたこと。それはグループでの実習が多かったおかげだと思います。サービスエンジニアも他のスタッフとのコミュニケーションが欠かせない仕事です。
今後はもっと技術を身につけ、お客様とも積極的に接することで、お客様に私を尋ねてきてもらえるようなエンジニアになりたいと思います。
富士急オートサービス(株)御殿場工場
渡邊秀昭(5期生)北富士工業高校(現 富士北陵高校)卒業
責任もやりがいも大きい、大型車両の車検整備を担当。
富士急グループで、自動車整備や修理を行う富士急オートサービスが私の勤務先です。一般車両の修理から大型車両の車検まで、幅広い車両に対応しています。その中で私が主に担当しているのは、バスなどの大型の車検整備です。多くの人を乗せる車両なので、責任の重さを感じながら日々仕事をしています。整備士の仕事をするうえで大切だと感じているのは、作業の正確さとスピード、そして確実な作業を続けられる忍耐力。速く、正確な整備ができた時にはやはり歓びを感じます。社内の雰囲気も明るく、仕事をしやすい環境の中で、やりがいを感じながら仕事をしています。周囲から一流と認められるような整備士になることが、これからの目標です。
私は高校時代あkらオートバイが好きで、本格的な整備を学びたいと思い専門学校中央メカニック自動車大学校(旧校名:富士メカニック専門学校)に入学しました。
その希望通り、実技を多く学ぶことができ、そこで得た知識や経験を、現場で応用することができました。楽しく、充実していた学校生活が、今の整備士としての自分を支えてくれています。
(株)ホンダカーズ中央神奈川 小田原東店
百々史苑(10期生)山北高校卒業
好きな自動車に、毎日触れられる楽しさ。
私はホンダ車の販売や整備を行うホンダカーズ中央神奈川に勤めています。「会社は家庭。社員は家族」というスローガンが会社にありますが、その言葉の通りの温かい雰囲気のなかで日々仕事に取り組んでいます。
私の職種はサービスで、点検や車間絵、一般整備などを行っています。まだ様々なことを学んでいる最中ですが、担当する車両の状態を見極めるための観察力が身に付いてきました。故障者に対してはどこに原因があるのか広い視野で診断できなければなりません。
また、仕事をするうえでは技術力だけでなく、時間に正確であることや気持ちのいい接客なども大切になります。整備士という職業は、技術力を磨け、さらに人間としても成長できる仕事です。自動車に毎日触れることができ、さらに仕事が人の命を守ることにもつながります。自分にとって大きなやりがいのある仕事だと感じています。
(株)カマド
遠藤結(10期生)桐陽高校卒業
学んだすべてが、いま役に立っています。
私が勤めているのは、車検、板金、保険、レッカー、自動車販売、レンタカーなど、自動車に係るサービスを幅広く提供している会社です。その中で、私はサービスフロントで受付を担当しています。お客様に会う最初のスタッフとして、日々たくさんのお客様と接しています。働きはじめて約1年が経ちますが、ひとりひとりのお客様にあった接し方を考えながら、仕事ができるようになったと思います。学生時代に学んだ知識があるので、お客様に説明をしたり、質問に答えるときにも自信を持って話すことができます。知っているのと知らないのでは、大きな差があります。専門学校中央メカニック自動車大学校(旧校名:富士メカニック専門学校)で学んだ、すべてが仕事で役に立っています。少人数制のため、実習車が3人で1台、少ない時には2人で1台だったため、車にたくさん触れることができました。グループで板金をして、好きな色に塗装をした授業は特に印象的でした。
これからは、フロント業務に加えて整備でも活躍できるオールマイティな存在になりたいと思っています。
日産プリンス静岡販売(株)富士錦町店
後藤暁洋(9期生)吉原商業高校(現 富士市立高校)卒業
NISSANのテクニカルスタッフとして、技術を磨いています。
私は日産自動車のディーラーにテクニカルスタッフとして勤務しています。現在は主に車検を担当しています。仕事内容は、まずお客様の車を確認し、車検に通らない箇所や消耗している部品がないかをチェックします。その上で見積もりを作り、お客様に電話で車の状態と見積もりの内容を詳しく説明します。その後、納車された車の車検整備を行うという流れになります。入社当初は、初めて行う作業が多く時間もかかりましたが、回数を重ねるごとに正確さもスピードも上がってきました。効率よく作業をして1日により多くの台数をこなせた時や、お客様に勧めた消耗品の部品を交換していただいた時にやりがいを感じます。
整備士として仕事をしていると資格の大切さを実感します。ガス溶接やウインチ作業をすることもあるので、学生時代に多くの資格取得の機会を与えてもらったことに改めて感謝しています。これからは日産整備士2級など、日産の社内資格にチャレンジして、整備士としてステップアップしていきたいと考えています。