自動車整備科
課程・学科
自動車整備科
修業年限
昼2年(4月入学)
募集定員
50名(男・女)
先進技術を学び、
未来のメカニックを育成
自動車整備科は、実車に触れながら学ぶ実践的な授業が特色です。少人数制のため、実習車1台あたりの人数が少なく、全員がじっくりと知識と経験を積むことができます。自動車を本当に理解したプロのメカニックを育成します。
在学2年間の約70%が実習授業
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基礎を学び、実車を見て触れる。
自動車についての基礎を学科授業で学び、実車を見て触れることで、理解を深めていきます。学科授業は、自動車の構造・性能、電気・電子理論、燃料・潤滑油など、「自動車工学」が中心。実習の時間数は、学科の2倍以上と充実しています。
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整備士として必要な知識と技能を。
1年次に身につけた自動車の基礎をベースに、整備士として必要になる知識と技能を身につけていきます。学科授業は、エンジン、シャシ、電装などの「自動車整備」、「自動車検査」、「自動車整備に関する法規」が中心となり、実習では、「故障原因探求」に新たに取り組みます。
学科
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科目 | 1年 | 2年 | 国交省分類科 |
---|---|---|---|
自動車構造・性能 | ○ | ○ | 自動車工学 |
自動車力学・数学 | ○ | ○ | 自動車工学 |
自動車電気・電子理論 | ○ | ○ | 自動車工学 |
自動車材料 | ○ | 自動車工学 | |
燃料・潤滑剤 | ○ | 自動車工学 | |
機械製図 | ○ | 自動車工学 | |
自動車検査 | ○ | 自動車検査 | |
自動車整備に関する法規 | ○ | 自動車整備に関する法規 | |
自動車シャシ | ○ | 自動車整備 | |
自動車エンジン | ○ | 自動車整備 | |
自動車電装 | ○ | ○ | 自動車整備 |
故障原因探求 | ○ | 自動車整備 | |
環境保全 | ○ | 自動車整備 | |
整備作業機器 | ○ | 機器の構造・取扱 | |
測定機器 | ○ | 機器の構造・取扱 | |
検査機器 | ○ | 機器の構造・取扱 |
※授業時間単位は90分となります。
※各科目の授業時間は年度により変更する場合があります。
実習
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科目 | 1年 | 2年 | 国交省分類科 |
---|---|---|---|
自動車シャシ | ○ | ○ | 自動車整備作業 |
自動車エンジン | ○ | ○ | 自動車整備作業 |
自動車電装 | ○ | ○ | 自動車整備作業 |
故障原因探求 | ○ | ○ | 自動車整備作業 |
自動車検査作業 | ○ | ○ | 自動車整備作業 |
手上げ工作 | ○ | 工作作業 | |
機械工作 | ○ | 工作作業 | |
基本計測 | ○ | ○ | 測定作業 |
その他、特別学習として自動車実務、資格取得、研修・行事などがあります。
※授業時間単位は90分となります。
※各科目の授業時間は年度により変更する場合があります。
学びのポイント
- エンジン実習
- エンジンを作動させるなどの基礎からはじめ、エンジンの分解・組み立てを行うことまで、幅広い学習を行います。すべてのパーツに触れることで、エンジンの構造を本質的に理解していきます。また、故障箇所を特定する故障診断技術も学びます。
- 電子制御実習
- 自動車に多く使われる、センサやアクチュエーターなどの電子制御技術を学びます。最新のテスターを使い、現在主流の低燃費車に対応できる知識と技術を身につけます。
- 大型車実習
- 大型車独自の構造を学び、トラックやバスなどの整備に必要な知識を身につけます。
- 測定実習
- さまざまな測定機器を使い、部品の状態を判定する技術を身につけます。
- 板金塗装
- 板金や塗装など、傷んだ自動車外装を修復する技術を学びます。
- 電装品実習
- ライトやメーター、エアコン、オーディオなどの電装品への理解を深めます。基礎から学ぶため、電気関連の知識がなくても充分に習得可能です。
- 二輪車実習
- エンジンの脱着や足回りの点検・調整など、二輪車の整備に必要な技術を学びます。
- サーキット走行車両作成整備
- 実習授業で得た技術を富士スピードウェイコースを走行する車両の作成、点検、整備を行い自ら運転します。
Teacher’s Voice
自動車整備科は、幅広く実践的な実習を通じて、整備士としてのスキルを育む場です。
実際にたくさんのジャンルのモノにふれるので、理屈だけでなく直感的な感覚も身につきます。
授業は初心者にも理解しやすいよう工夫されているので、自動車の知識がない方も大丈夫です。
また、バイクや板金塗装の授業も選択制ではなく、全員が受けることも本校の特徴。
さまざまな技術を幅広く学ぶから、進路選択の自由度が高くなります。この恵まれた環境の中で積極的に学び、まずは国家二級整備士合格を目指しましょう。