皆さんこんにちは!
夏休みも終わり、
程よく肌焼けした学生の姿がちらほらと見える中、通常講義が再開されています。
スポーツ柔整学科2年生は今回、
「介護と機能訓練」の講義の中で「高齢者体験」を行いました。
柔道整復師の資格を有して、介護関連の職で活躍をする方も増加しています。
今回、実際に自分が高齢になったと仮定し、どのような感じになるのかを疑似体験してみました。
先ずは軍手を両手に付けての折り紙に挑戦
折り紙の定番である「折り鶴」をつくりますが・・・。
重ねた折り紙を1枚取る段階で一苦労!
何とか折り鶴らしくはなりましたが、細かな作業になると、もどかしさを感じる学生が大半でした。
白内障を疑似体験した際は特殊な眼鏡を掛けて、新聞記事を探してみることに挑戦しましたが・・
思うように新聞を読むことが出来ず、なかなか記事を見つけることができません。
明らかにイライラを募らせている学生の姿も・・・。
更には、完全に目隠しをした状態で設定したコースを回ってみます!
自分が今、どこを歩いているのか解らない状態で不安な様子です。
階段の昇降も、残りが何段あるのか解らずに、オドオドしてしまいます。
この体験では補助に付いた学生も、状況をどのような言葉にして伝えればよいか解らずに苦労している姿も見受けられました。
そして、車椅子の体験です。
こちらでもスロープなどに大苦戦する学生の姿が多かったです。
このほかにも重錘を用いた、「片麻痺体験」なども行い、不自由な動きの体験を行いました。
講義を終えての感想の中で一番多かった意見は、
「介助者との信頼関係の重要性」でした。
また、「恐怖感」や「もどかしさ」を感じた言葉も多くありました。
今回の体験を通じて、
卒業後に患者やクライアントに対してどう寄り添っていくか
を考える良いきっかけになればと思います。