こんにちは。
理学療法学科の遠藤です。
今日は12月4日に行われた足柄療護園の利用者さんによる
講演会の様子をご紹介したいと思います。
足柄療護園は神奈川県南足柄市にある
身体に障害のある方々の生活や日常を支援する施設です。
そこで生活はもちろんのこと、リハビリや作品作り、
就労活動など様々な活動に取り組んでいらっしゃいます。
そして社会参加の一環として、自分の体験を“自分の言葉で話す”
講演活動を多くの病院や企業、学校などで行っていらっしゃいます。
今回は栢本さんと秦野さんのお二人が、
事務局長さんと理学療法士、言語聴覚士、介護福祉士の方々とともに来校して下さいました。
まず栢本さん。
車が大好きで、自動車免許の取得を目指している栢本さんのお話は親しみのこもった毒舌(笑)と思わず吹き出してしまうようなユニークなエピソードが満載でした。
次に秦野さん。
明るいキャラクターの裏側に、
障害者となったために幼い我が子に何もしてやれなかったと後悔したことや、
少しでも長く家族と過ごしたいと願う母としての愛情が痛いほど伝わって来て、
涙が止まりませんでした。
また、言語聴覚士の先生からはゲームを通じて
“コミュニケーションの難しさ”を、
理学療法士の先生からは
長い時間をかけてじっくり治療できる身体障害者施設での理学療法と理学療法士の関わりについて
お話して頂きました。
講演会が終わって…
真剣な表情で感想を書いていた学生さん達。
「とても感動しました」
「より強く理学療法士になりたいと感じた」
「一緒に目標に向かって頑張りましょう」等々…
講演して下さったお二人のリハビリに対する熱意と期待の大きさが伝わったようです。
足柄療護園の皆様、素晴らしい講演ありがとうございました。