遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
鍼灸学科主催講座『風邪と鍼灸-毎年風邪に悩んでいませんか?-』を1月13日(月・祝)に行いました
ご参加いただきありがとうございました。
今回も、恒例の公開講座レポートをお送り致します。
・内科医 小長谷浩子先生による「風邪と免疫力」
小長谷先生には、毎回テーマに沿った症状の紹介と対処法について紹介していただいておりますが、
今回も風邪についてわかりやすい解説をしていただきました
そもそも風邪の正式名称は『風邪症候群』!これだけでも驚きですね
風邪の原因は何でしょう??
…その答えは、90%以上ウイルス!
ウイルスに感染して、呼吸器に炎症を起こすこと…それが風邪なんだそうです。
「熱っぽく」なると、体温を上げて免疫力を高めて、ウイルスと戦っている身体反応が起こっているということなんだそうです。
これを聞いて、筆者も頑張って熱を上げてウイルスを倒したい気分になりました
免疫力の元は白血球! 特にリンパ球が重要な働きをして、主としてナチュラルキラー細胞が重要な働きをするんだそうです!
ナチュラルキラー細胞を活性化するためには…
低体温(35度台、身体の中心部の体温が低くなっている)だと、リンパ球の働きが弱くなってしまうみたいですね(ノД`)
低体温を防ぐための、理想的な生活スタイルは…
さらに!低体温を防ぐための理想的な睡眠も紹介していただきました!
・寝る時は真っ暗にする
・睡眠を取る時は横になる
・就寝直前は食事をしない
・睡眠薬は使用しない
免疫力を高めるための、様々な方法を紹介していただきました<img alt="emoji51" src="http://www2.eshizuoka.jp/img/face/144.gif"
・鍼灸師・鍼灸学科教員 佐々木瞳先生による
「かぜに対する鍼灸治療」
佐々木瞳先生は当校鍼灸学科の教員であるとともに、東静岡鍼灸院の鍼灸師でもあります
そんな先生からは、東洋医学で考える風邪と、風邪をよくするツボについて講演がありました
東洋医学で考えるかぜは、
1:寒さや風に当たって起こるかぜ
2:免疫力低下によって起こるかぜ
の2種類があるそうです
寒さや風に当たって起こるかぜは、外邪(がいじゃ)が体内に侵入して起こります。
外邪ってなんじゃーって驚いているうちに説明がありまして、
急な気候変化によって人体に悪い影響を及ぼすもののことを言うそうです。
外邪が入ると…悪寒、発熱、頭痛、無汗などが起こり、鼻症状、咳、のどが痒い感覚が伴うそうです。
免疫力低下のことを気虚というそうです
気が虚しい…寂しい字ですね。
原因としては、不規則な生活や過労、虚弱体質が挙げられるそうです。
気:生命活動の根源的なエネルギー
虚:不足
気が不足すると、全身の機能低下が起こり、倦怠感、息切れ、風邪を引きやすいなどの症状が起こるとの事でした
後半、セルフツボ療法と題して様々なツボをみんなで押してみました
先生達も笑顔でツボ押し☆素敵ですね
最後はみんなで和やかにツボ押しができました
長い時間ご聴講いただきありがとうございました!
今年度の公開講座はこれで終わりとなります。