お菓子づくり、パンづくりを、とことん極める
めざすのは、洋菓子、和菓子、パンづくりのプロフェッショナル。
少人数クラスと、豊富な実習量で、お菓子づくりに必要な技能を基本から応用までトータルに学びます。
和洋菓子・パンのプロフェッショナルになるために
座学
製菓衛生師に必要な様々な知識を学びます。
そして「製菓衛生師」の受験資格に欠かせない単位を取得します。
また国家試験全員合格をめざして、試験対策と集中講義を実施します。
製菓実習
1年次製菓実習
お菓子づくりの基本を習う
基本となる計量のやり方から、食材の基本知識を学んでいきます。包丁研ぎ・フルーツカット・カスタードクリーム・餡子炊き・パン生地作りなど、和洋菓子製パンに欠かす事の出来ない技術は実習の中で何度も反復してコツが掴めるまで個別に指導を行っていきます。
和菓子やパン作りの基本は、その分野のプロの先生から学びます。
2年次 製菓実習
1年次に学んだ事の応用で、より複雑な構成のムースなどステップアップした実習を行っていきます。リリウムでの販売を見据え、常に商品意識を持ち実習に臨みます。また、各班で良かった所や反省点を全体で共有し次の実習に活かしていきます。
製菓衛生師科の特色
企業と連携した実践的な学習
パティスリー研修
松坂屋静岡店さん・静岡伊勢丹さんなどの一流デパートと連携して商品の販売を行います。日々の実習で学んだ事を活かし、商品開発から製造・販売まで学生が主体となって進めていきます。実践的に行うことで、すべてを自分達でやり遂げる達成感があり、1つの大きなイベントをやり抜く力や協同性が身につきます。
また、静岡市やその他企業様と連携し地域に根ざした活動も行っています。東京オリンピックではフランス代表の方々に静岡の食材を使った焼き菓子セットをプレゼントしました。
2年生になると、パティスリーリリウムで一般のお客様にケーキの販売を行います。製造やポスター作製・ラッピング・接客等、様々な業務を実践的に行っていきます。
少人数制
1班4人程度の少人数の指導形態を取っています。
また、1年次は1人1台作ってみよう!からのスタートになるため、1人1人に合ったきめ細やかな指導を行うことが出来ます。全ての工程を1人で行っていくため達成感を味わうことが出来ます。
教養学
フランス語、ラッピング、色彩学、チョークアート、クイリング、カリグラフィー、トレハロース、コーヒー、日本茶・中国茶
ゼミ活動
普段の製菓実習に加えて更に、もっと深くお菓子を学びたい学生がチャレンジするものです。1人1人が目指す目標の高さに合わせて、自らが選択をし学んでいくことが出来ます。
パティスリー研修
レストラン&パティスリーリリウムでは、実際の店舗経営を学びます。
1班10人程度のパティスリー班で、商品の提案や仕込み、チラシ作り、接客まで全てを学生主体で行っていきます。少人数制のため全員に役割分担があり、受け持った仕事を最後までやり抜きます。パティスリー研修を通じて、安心安全・衛生的な作業や、質の高い商品を効率的に正確に作る技術、接客等のサービスも実践的に学ぶ事が出来ます。
パティスリー研修の流れ
1:目標設定
パティスリー班で放課後に集まり、メニューの確認をします。そして目標設定のための表を作り、1人1人が目標を書き出して個人または班全体として力を入れるべき項目を目で見て分かるようにしていきます。
2:接客練習
一般のお客様に失礼の無いよう、売り場を想定した形での接客練習を行います。また、ケーキの箱詰め等、お渡しまでをスピーディーに行えるようトレーニングしていきます。
3:仕込み
焼き菓子の製造・包装そしてスポンジケーキやムースの仕込みなど、学生主体で日程を決めて進めていきます。
4:朝仕上げ
ケーキのカット、クリームの絞りやムースの仕上げ飾りを行っていきます。
前日に仕上げる順番や流れを学生同士で話し合い、当日も声を掛け合いながら綺麗に素早く作業を行います。
5:商品陳列・接客
仕上げたケーキが一番美しく見えるよう、ショーケースに並べていきます。接客の際は、お客様をお待たせしないように練習したことを活かした最大のおもてなしをします。
6:ミーティング
次のパティスリー班がより良いパフォーマンスをするために、今回良かった点や改善するべき点を話し合い、次に繋げていきます。